どうしてト音記号とヘ音記号が必要なのか?
ドレミファソラシドが読めると、世の中にあるかなりたくさんの曲を演奏するための準備が整います。(あとは、楽器の弾き方を知ればいいだけ)
ト音記号
ヘ音記号
では、質問です。
なぜ、音の高さを表すのに、ふたつの記号(ト音記号、ヘ音記号)が必要なのでしょうか?
その理由は、楽譜を見やすくするため。
例えば、ピアノは幅広い音域(音の高さの幅)が出せます。
ト音記号とへ音記号はそういった音域の広い楽器を演奏するときに便利です。
例えば、幅広い音域をト音記号だけで表そうとすると・・・
2小節目みたいになって(横線がいっぱいになって)、読みづらくなります。
だから、ト音記号からはみ出してしまう部分の低い音は、
ヘ音記号に描き、五線の中に収まるようにしておけば、読みやすいじゃん。という訳です。
音楽の演奏って、一回始まると止まりません。
楽譜を読むために、うーんちょっと待ってね・・・これがドで・・・なんて、いちいちストップしていたら、いい音楽はつくれません。
だから、楽譜には、できるだけ読みやすくするための工夫がされているのです。
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